ASUS ZenFone 3(ZE552KL)(台湾版と輸入ストア版)とASUS ZenFone 3 Deluxe (ZS550KL)を比較する話
日本でもいずれお出しになるのでしょう。ASUSのZenFone 3 ZE552KLです。
ASUSは各国でスペックをいじってくる傾向にあるので、ちょっと比較してみましょう。
なお、日本でも発表されれば、追加しようと思っていて、この5.5インチのものが発売されるのだと思っていたら、「ZenFone3」として日本で発売されるのは、5.2インチのZE520KLでした。
・ASUS ZenFone 3 ZE520KL の台湾版・Expansys版・Etoren版・日本版を比較する話
しかし、ZenFone 3 Deluxeとして発売される2機種のうち、ZS550KLという、5.5インチのものがZE552KLに非常に近く見えるので、一緒に比較してみようと思います。なお、台湾版にはこの型番はないようです。
ディスプレイのサイズ、本体の大きさ、重さ
台湾 | エクスパンシス | Etoren | ZS550KL(日本) | |
ディスプレイのサイズ | 5.5インチ | 5.5インチ | 5.5インチ | 5.5インチ |
本体の大きさ(mm) | 152.59 x 77.38 x 7.69 mm | 152.59 x 77.38 x 7.69 mm | 152.6 x 77.4 x 7.7 mm | 151.4mm×約76.7mm×約7.8mm |
重さ | 155g | 155g | 155g | 160g |
バッテリー容量 | 3000 mAh | 3000 mAh | 3000 mAh | 3000 mAh |
日本のZS550KLはZE553KLとは大きさが少し異なります。高さがなく、幅もなく、しかし、ちょっぴり厚くて重たいのか。中身はともかく、別のものですね。
CPU・RAM、内部ストレージ、SDカード
台湾 | エクスパンシス | Etoren | ZS550KL(日本) | |
CPU&GPU | CPU: 64位元 高通® 八核心處理器Snapdragon™ 625 @2.0Ghz GPU: Adreno™ 506 |
CPU: 2.0 GHz / Octa Core Qualcomm Snapdragon 625 MSM8953 GPU: Adreno 506 |
Qualcomm MSM8953 Snapdragon 625 | CPU: Qualcomm® Snapdragon™ 625 (オクタコアCPU) 動作周波数:2.0GHz GPU: Adreno 506 |
RAM | 4GB | 4GB | 4GB | 4GB |
内部ストレージ | 64GB | 64GB | 64GB | 64GB |
SDカード最大容量 | 128GB | 128GB | 200GB | 2TB |
CPUは同じです。RAMが4GBなのも。ErorenのGPUが見つけられなかったのですが、きっと同じでしょう。
ところで、SDカードの最大容量が違うんですが。実際のところどうなんでしょうね。マイクロSDカードで2TB・・・
そんなに、いる?
SIMの扱い
台湾 | エクスパンシス | Etoren | ZS550KL(日本) | |
SIM2がマイクロSDカードと共用 | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
SIM1はMicroSIM | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
SIM2はNanoSIM | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ | ⚪︎ |
4G/3G、3G/4G、3G/3G同時待ち受け | ⚪︎ | ⚪︎ | ? | ⚪︎ |
ハイブリッドデュアルSIMスロット=SIM2がマイクロSDカードと共用になっています。
台湾は、
雙SIM卡插槽皆支援3G WCDMA/ 4G LTE,同一時間僅提供3G WCDMA或 4G LTE 的服務
どちらのSIMカードとも3G WCDMA/ 4G LTEに対応します。同時に3G WCDMAあるいは4G LTEに接続できるのは一つだけです
エクスパンシスは、
Both SIM card slots support 3G WCDMA/4G LTE network band. But only one micro SIM card can connect to 3G WCDMA/4G LTE service at a time.
どちらのSIMカードとも3G WCDMA/ 4G LTEに対応します。しかし一つのmicro SIMカードしか 3G WCDMA/4G LTEには接続できません
おそらく、このエクスパンシスのmicro SIMというのは誤訳なのではないかと思われます。
4G/3G、3G/3G、3G/4Gの同時待ち受けはできるけれど、「同時に」データ通信・通話はできないということのようですね。
日本でどのように表記されているかというと、
microSIMカードスロット、nanoSIMカードスロットはともに、4G/3G/2G回線の接続に対応しています。ただしSIMカードを2枚挿入して、LTE回線を同時に使用することはできません。
対応周波数帯(LTE)
台湾: 4G: LTE Band 1/2/3/5/7/8/18/19/26/28 38/39/40/41
エクスパンシス: 4G: LTE Band 1/2/3/5/7/8/18/19/26/28/38/39/40/41
Etoren: LTE band 1(2100), 2(1900), 3(1800), 5(850), 7(2600), 8(900), 18(800), 19(800), 26(850), 28(700), 38(2600), 39(1900), 40(2300), 41(2500)
上の三つは同じ。
それに対して、
ZS550KL(日本):4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/38/39/40/41
少し広くなっています。
海外のいろいろなところに行かれる方にはZS550KLの方が良いのではないでしょうか。
カメラ
台湾 | エクスパンシス | Etoren | ZS550KL(日本) | |
背面カメラ | 16MP | 16MP | 16MP | 16MP |
前面カメラ | 8MP | 8MP | 8MP | 8MP |
ここも変わりません。
その他
どこまで使えるものかは別としまして。
台湾 | エクスパンシス | Etoren | ZS550KL(日本) | |
NFC | ? | ×? | × | ⚪︎ |
ハイレゾ | ⚪︎ | ? | ? | ⚪︎ |
指紋認証 | ⚪︎ | ⚪︎ | ? | ⚪︎ |
台湾のZE552KLを見ても特にNFC対応か否かはわかりません。エクスパンシスには記載がなく、Etorenには明確にNOと書かれていました。
ここなんでしょうね。ZS550KLの重さが少し違ったり、型番も違うところは。
まとめ
台湾版とエクスパンシス版は変わらないのではないかと思われました。Etorenも同じではないでしょうか。
しかし、日本のZS550KLとは似ているように見えて、異なるものです。価格設定に正直がっかりしたというか、驚いたのですが、技適を通し、NFCをつけ、と、仕方がないかな。(ただし、NFCに期待しているかというと、別です)
お求めになるときには、ご自身できちんとスペックを確認なさってから購入してくださいね!
>>ASUSU 台湾 ZenFone 3 (ZE552KL)
>>Etoren Asus Zenfone 3 ZE552KL 4G 64GB Black(4GB Ram)
>>日本公式!ASUS ZenFone 3 Deluxe(ZS550KL-SL64S4)
ZenFone3には5.2インチのものもあります。
・ASUS ZenFone 3 ZE520KL の台湾版・Expansys版・Etoren版・日本版を比較する話
タイミングが合えばキャンペーンやってるよ!
>>日本の公式ストア!ASUS ZenFone
・・・それとも台湾に買いに行っちゃいますか?技適通ってるか知らんけど。
5.2インチのZE520KLは、桃園空港の免税店で箱に技適マークがついてるのを見たんだよね(写真に撮り損ねたのが悔やまれる!)。展示品には技適はなかったです。