ASUS ZenFone Go、Max、ZOOMとZenFone Selfieを比べる話
私がバタバタしている間に、ZenFone、二つも新しいのが出てるのですね。
まずは廉価版という位置付けでしょうか。ZenFone GOです。
もう一つはZenFone MAX。
ユニークなのは、これ、ポータブルバッテリーとしても機能するんですって。
ZOOM(国内版)、Selfie(ASUSさんに提供していただきました)と比較してみましょう。
ディスプレイのサイズ、本体の大きさ、重さ
ZenFone Go | ZenFone Max | ZenFone ZOOM | ZenFone Selfie | |
ディスプレイのサイズ | 5.5インチ | 5.5インチ | 5.5インチ | 5.5インチ |
本体の大きさ(mm) | 約151mm×約76.9mm×約10.7mm | 約156mm×約77.5.mm×約5.2mm~10.55mm | 158.9 x 78.84 x 5-11.95 | 156.5×77.2.×3.9~10.8 |
重さ | 約160g | 約202g | 185 g | 170g |
ディスプレイのサイズはどれも同じですが、微妙に大きさが違いますね。なので、(カメラの位置は無視する前提で)ケースの使い回しは無理なのでしょう。
個人的には、Selfieは手に余ります。バッテリー容量が大きいMAXが案外大きくなっていないのに驚きましたが、個人的には、大きすぎるな、という印象です。
バッテリー
GO | MAX | ZOOM | Selfie | |
容量 | 3,010mAh | 5,000mAh | 3,000 mAh | 3,000 mAh |
バッテリー容量はさすがですよね。その名に恥じず、MAXの圧勝です。
CPU・RAM、内部ストレージ、SDカード
はじめに書いておきますが、ASUSって台湾版・WW版(エクスパンシスで扱うのはこれまでWW版だった。おそらく香港からだからだろう)・日本版などでローカライズさせますが、一番違いが大きいのがここです。
GO | MAX | ZOOM | Selfie | |
CPU | Qualcomm® Snapdragon™ 400 1.4GHz |
Qualcomm® Snapdragon™ 410 1.2GHz |
Intel Atom Z3580 クアッドコア / 2.3 GHz |
Snapdragon 615 オクタコア 1.5GHz + 1.0GHz |
RAM | 2GB | 2GB | 4GB | 2GB |
内部ストレージ | 16GB | 16GB | 32GB/64GB/128GB | 16GB |
SDカード最大容量 | ? | ? | 128GB | 128GB |
CPUは全て違うのですね。GOとMAXは同じラインだけど、MAXの方が新しいのでしょうか。でも周波数が低いですね。コア数はわかりません。シングルということはないでしょうけど。
CPUとRAMだけを見ると、ZOOMの圧勝のように見えます。
GO・MAXのSDカードの最大容量が?なのは記載がないからです。ただ、128GBのSDカードとか・・・データが飛びそうで怖いので使えませんよね。32GBくらいなら余裕、という認識をしています。
ZOOMの日本版は、内部ストレージに32GB、64GB、128GBの選択肢があったのですね。エクスパンシスでは64GBですけど。
内部ストレージも今はSelfieの16GBで十分ですけど、私のように2年くらい同じ機種を愛用するタイプの人は、ある方がいいのではないかと思います。でも、アンドロイドはSDカードで拡張性があるので、200GBだの128GBだのあれば十分かもしれません。
なお、Selfieですが、SDカードに入れた写真の読み込みは、SDカードが16GBしかないのにかなりとろいと感じています。
SIMの扱い
GO | MAX | ZOOM | Selfir | |
サイズ | microSIM | microSIM | microSIM | microSIM |
デュアルSIM | ⚪︎ | ⚪︎ | × | ⚪︎ |
私、ZOOMはZenFoneシリーズ初のnanoSIMだと思っていたのに、microSIMだった。どうやら、デュアルSIMモデルではないようです。
なお、どれも、
microSIMカードスロットは、SIMスロット1、SIMスロット2ともに、4G/3G/2G回線に対応しています。ただし日本国内においては、SIMカードを2枚挿入して、4G/3G/2G回線を同時に使用することはできません。
対応周波数帯(LTE)
長くなるので、今回は表はやめます。また、この周波数帯も台湾版・WW版・日本版でローカライズされがちです。(一番周波数帯が狭いのがWW版、ということが多かった)
GO:LTE Band :1/3/5/6/7/8/9/18/19/28
MAX:LTE Band: 1/3/5/6/8/9/18/19/28
ZOOM:LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/17/20(WW版)
ZOOM:FDD-LTE: 1/2/3/5/7/8/9/18/19/28
TD-LTE: 38/39/40/41(日本版)
ZenFone Selfie:LTE Band 1/2/3/5/6/8/9/18/19/28
おおっ!ZOOMはTD-LTEに対応していますね。ただし、エクスパンシスで売っている(と思われる)WW版は対応していないので注意してください。
カメラ
GO | MAX | Zoom | ZenFone Selfie | |
背面カメラ | 8MP | 13MP | 13メガピクセル 光学3倍ズーム |
13メガピクセル |
前面カメラ | 5MP | 5MP | 5メガピクセル | 13メガピクセル |
GOは、安いのだけど、その分カメラが??です。スマホで写真を撮ることの多い方は、これはあり得ない。
え?ZOOMのカメラってSelfieが光学ズームになっただけ?前面のリアカメラにいたっては退化してる・・・。
ZOOMは名前通り、光学ズームを搭載しているけれど、画素数が言うほどあるわけではないです。Z5 CompactはXperiaアンバサダープログラムでお借りしたZ5とカメラは同じらしいのですね。光学ズームはないけれど、画素数もあるし。
ああそうだった。二つを並べて同じ風景を撮影すれば良かったなあ。Selfieと比較するとZ5って「コンデジはいらないな」と思わせてくれるレベルでなんですよ。ただ、スマホらしさというか、平面的っぽさは残ります。
Selfieは背面にでかでかとある音量ボタンで撮影できるので、縦持ちにした場合はあの大きさにもかかわらず、そんなに撮影しにくいわけではないのです。横持ちはとっても撮影しにくいけどね!
ZOOMはよく見ると、音量ボタンは背面にはありません。側面にあるのではないかな。これでシャッターを切ることができるのであれば、両手なら横持ちで撮影しやすそうです。
その他
値段
ZOOMですよね。32GBが53,784円、64GBが60,264円、128GBが74,304円なんです。
先日私はSonyのXperia Z5 Compactを購入したのですけど、RAMは2GBだし、シングルSIMだし。でも画素数はあるんですよね。あれが5万円強です。もちろんノイズ、とか不満はありますが。
背面処理
ZOOMの背面って、よく見るとレザー加工になっています。そういえば、Selfieの発表会で見せていただいたZenPadもそうでした。
Selfieはプラスチックの背面なのですが、ここにベタベタと手の脂が付いてしまいます。私、手はかなり乾燥しているんだけど。ZOOMはおそらくレザー加工なので脂がついてそれが目立つということはなさそうです。
これで背面カバーが取り外しやすければいうことないんだけど。
GOとMAXは、白と黒はなんとなくマットっぽく見えますが、そういうわけではないのでは?
感想
比較しながらずっと思っていたのは、ZOOMってカメラではなくCPUのスペックの高さを売りにすべきではないかと思いました。ただただ、RAMが4GBというのが売りかな。デュアルSIMではないのがもったいないです。
GOは安いし、子供に持たせるのにちょうどいいかも、と思いましたけど、子供は「みんなが持ってる」ものが欲しいですよね。どうだろう。
MAXは確かに、バッテリーが優秀っぽいのですけど、スマホなら出力できる意味ってあるんだろうか、とも思います。
しかし、オクタコアとクアッドコア・・・。もうわかんないっ!
ASUS公式ページ。
なお、私はZenFone Selfieを格安SIMのmineoのドコモプランで運用しています!
>>mineo Dプラン シングルタイプ 500MB