ZenFone SelfieとZenFone2とXperia C5 Ultra Dualを比較する話
台湾では発売済みのZenFone Selfieですが、日本ではどうなのでしょうか。
私はデュアルSIMということでZenFoneシリーズにそこそこ興味を持ち始めて、台湾に行ったときに触ってきてきたりしたほど。デュアルSIMって国内でも複数キャリアのSIMを使って、場所ごとに得意なキャリアに切り替えることもできればいいでしょう?特に複数国をぶらつくときに便利だろうなあと思います。
実は、先日大阪であったASUSのZenFone Selfieのセミナーに参加してきたので、そこで伺ったお話を元に競合するであろう、ZenFone SelfieとZenFone2とXperia C5 Ultra Dualをいつもの通り、私の気になる点を中心に比較してみます。
ZenFone Laserではないのは、LaserがZenFone2と比較しても、大きさやスペックから比較の対象にはふさわしくないと考えたからです。Asusさんは非常にiPhone6 Plusを意識しておられましたが、すぐに新製品が出るでしょう?発表されたら、iPhone6SPlus(?)とSelfieを比較しますよ!性能的にXperia Z3+も比較すべきかと思ったんですが、これも新製品Xperia Z5の発表が近いようなので今回は加えません。
さて、行ってみましょー。
ディスプレイサイズ、本体の大きさ、重さ
C5 Ultra Dual | ZenFone2 | ZenFone Selfie | |
ディスプレイサイズ | 6.0インチ | 5.5インチ | 5.5インチ |
機種のサイズ | 164.2 x 79.6 x 8.2 mm | 152.5 ×77.2 ×3.9 mm ~ 10.9 mm | 156.5 x 77.2 x 10.8 ~ 3.9 mm |
重さ | 187 g | 170 g | 170g |
こうしてみると、SelfieはZenFone2よりも4ミリ大きくなっているんですね。カメラの分かしら。それでも重さが変わってないのがすごい。そしてC5 Ultra Dualがでっかいくせに軽いんだなあと改めて思います。
実際にZenFone SelfieとZenFone2はそれぞれ触ってきました。
ZenFone2もでっかいんですが、カーブしているので大きさの割に手にフィットする、というのが感想でした。
このZenFone Selfieも背面がカーブしています。「エルゴノミックアークデザイン」とのこと。他の製品とは直接的なできません。ただ、持ったところ重さと大きさのバランスもそこそこいいなあ、と感じました。
私の手で撮影してみました。私の手は女性の中でも小さい方です。
片手操作は絶対無理な大きさです。
一番上の写真はASUSさんの男性二人の手なのですが、男性の手ではそんなに大きくないですね。背面カラーはまだ未定だそうです。白・ピンク・アクアブルーは女性をターゲットにしているようなのですが、大きさという点では女性よりも男性向けかもしれない。
バッテリー
C5 Ultra Dual | ZenFone2 | ZenFone Selfie | |
容量 | 2930 mAh | 3000 mAh | 3000 mAh |
最大待ち受け時間 | 2日間 | ? | 255 hours |
Selfieは待ち受け時間がでました。出さない(出せない?)ZenFone2と比較すると、ひょっとすると持ちが良くなったのかもしれませんね。ここは比較しようがないのでパス。
なお、バッテリー関連に関しては、付属のアダプターは10W対応で急速充電できますよ、とのこと。
ただ、ZenFone2に付属しているのはもう少しW数が大きいようで(控えるのを失念)、ハードの関係でこれは使わないで、とのことでした。
CPU・RAM、内部ストレージ&SDカード
C5 Ultra Dual | ZenFone2 | ZenFone Selfie | |
RAM | 2 GB | 4GB | 2GB |
CPU | 1.7 GHz&64-bit オクタコア | 2.3GHz&クアッドコア | 1.5GHz + 1.0GHz クアルコム Snapdragon 615 (オクタコア) |
最大内部ストレージ | 16GB | 128GB | 16GB |
SDカード最大容量 | 200GB | 64GB | 128GB |
今回は「日本版」としていただいた資料を元にしています。海外版ZenFone Selfieはここがずいぶんと違うので、ご注意を。
CPUはZenFone2がインテルで、Selfieはクアルコムです。どう違うんだろうね?SelfieはCPUがオクタコアなのに、RAMは2Gで済ませているのはどういったことなんでしょうか。Selfieは単純に数字を足してみると、数字だけならなんかいいんじゃないかと思いましたが甘いのかな?個人的には2年たってももっさりしてなければそれでよし。
現時点で展示品を触ってきましたが、もっさりした印象はなかったです。
デュアルSIMの扱い
Xperia C5 Ultra DualとSelfieはSIM2もLTE対応、かつ、片方が3G/4Gの場合、もう片方は2Gになる模様。ZenFone2はSIM1がLTEまで対応、SIM2は2Gのみとなっています。
SelfieのSIMスロットは背面カバーを外したら、取り外せるバッテリーパックの上にマイクロSDカードのスロットと一体となっているSIM1スロット、傍にSIM2スロットがあります。
Selfieの発売時期と価格は?
なお、2015年9月7日時点、発売時期も価格も色も決まってないようです!
プレゼン資料で出ていた中では、白・ピンク・アクアブルーの他に、黒・赤・シルバー・ゴールドが案にあるようです。
追記)
公式から9/18からの発売との情報が出ました!予約すると先着100名さまにマイビューカバーがプレゼントですってよ!ついでに、期間限定で楽天モバイルのSIMもプレゼントだって。色は白・ピンク・ブルーでした。台湾と同じだね。
そしてとうとう9/18に私の元にも届きました。色はピンク!
エクスパンシスでは海外版の予約が始まっています!ただ、日本版とは少し違うようなのでご注意を。技適は不明ですが、日本版よりもLTEのバンドが狭いけど、ちょっとスペックが上かも?というもののようです。
個人的にどれを選ぶか
まず外れるのがZenFone2です。というのも、せっかくデュアルSIMモデルなのにSIM2がLTE対応になってないのは厳しいです。おそらく、ZenFone2も背面カバーが開けにくいんでしょうし、いちいち物理的にスロットを入れ替えるのでは意味がありません。
次に、Sony Xperia C5 Ultra Dualが外れます。大きすぎるんです。
で、残ったのがZenFone Selfieです。いただいたからではなく、これ、実は買うつもりだったんですよ。ZenFone2同様、大きいけれど手にフィットする形状ですし。そしてなにより、SIM2がLTE対応なのがイチオシの理由です!