Zenfone2 LaserってSIM2もLTE対応!!!
ASUSのSIMフリー端末、Zenfone2 Laserが日本で発売ですね。エスクパンシスではまだ取り扱いがないのですが、これ、日本限定モデルというわけでもないので、そのうち扱いが始まるかもしれません。
Zenfone5の後継機種とのことで、どうやらZenfoneシリーズの中でもミドルレンジモデルなのかなあ。でも、デュアルSIMフリー端末の中ではZenfoneそのものがお手軽価格なので、Zenfone2 Laserはその中でもお手軽、というところでしょうか。
さて、Zenfone2は台湾でも日本でも触ってきました。そこでの印象は、悪くなかったです。背面カーブのおかげで手にしっくりとくるし。それでも私には大きいのが問題でした。もう一つの問題は、デュアルSIMだけど、SIM1はLTE対応なのにSIM2は2G対応でしかないということでした。これが買わなかった一番の理由です。
よく見ると、このZenfone2 Laser、この2つの点をクリアしてるんですね。
大きさ
Laserの画面は5インチとのことですが、サイズは143.7 x 71.5 x 3.5 ~ 10.5 mm です。
これがZenfone2では152.5 ×77.2 ×3.9 mm ~ 10.9 mmです。
つまり、Laserは横は1センチ近く小さくなり、縦は5センチ近く短くなりました。そういえば、私のSony Xperia ZR (Xperia A)はというと、約131mm×約67mm×約10.5mmなので少し大きくなるようですね。個人的には少し大きすぎるかもしれない。
重さ
Laserが140gで、Zenfone2は170gです。Zperia ZRが141gなので、個人的にはこれが限界です。Zenfone2は重いなあというよりも、6センチも長いのにこの重さなのは軽いのではないかと思いました。
バッテリーが多少不安
Laserは2400 mAh。国内では楽天モバイルだけで取り扱うらしい8GBモデルは2070mAh。
Zenfone2は3000 mAh
なお、今国内では写真のとれるウォークマン、海外ではスマホとして使用しているZperia ZRが2300mAhです。もちろん機種によって省エネになってたりしそうだし、画面が大きければそれだけ電池を食いそうです。なのでバッテリー容量だけを比較すればいいわけではないでしょう。でも、この2300mAhのバッテリーって、もともと1日持たなかったのですが、最近ではますますもちが悪いなあと。特に海外ではGPSを使うでしょ。すぐに電池切れになってしまいます。
CPU・メモリーは多少プア
LaserのCPUがQuadCore 1.2GHzで、メモリーは2GBです。
Zenfone2はCPUがQuad Core 2.3GHzで、メモリーが4GBです。比較になりません。
XperiaZRのCPUがQuadCore 1.5GHzで、メモリーが2GBと考えると性能が多少落ちます。2年前のミドルレンジモデルのZperiaZRより落ちるので、やはりLaserはローコストモデルと考えるべき。
なお、ZRはすでにLolipop(Android 5.0)にしています。動きがかなりもっさり気味です(比iPad Mini2)。今後のアップデートでAndroid6.0に対応したとしても大丈夫かな・・・と多少不安が残ります。そうすると、CPUが2年前のZRよりも劣るLaserを使い続けるのは不安があります。
内部ストレージ
地味に関係してくる内部ストレージ。
Laserは16GBモデル。楽天モバイルでは8GBのものも扱っています。
Zenfone2は最大128GB。
XperiaZRはなんと4GBで、SDカードを使って写真撮影できるウォークマン化しています。
とにかく、デュアルSIMが使いやすそう
Laserの何が良いかって、デュアルSIMのSIM1もSIM2もLTE対応ということです。さらに言えば、(今の所)私のよく行く範囲(香港&台湾)でプリペイドSIMの入手がしやすいマイクロSIMモデルです。
特に香港なんですが、あれだけプリペイドSIMを売ってるくせに、ナノSIMタイプはそんなに多くないのです。
Zenfone2はSIM2が2Gのみでした。パスした主な理由はここでした。
XperiaのデュアルSIMモデルは、調べた限りではどれもSIM2が2Gのみだったんですね。しかもナノSIMが多いし。
(追記。新しいものでは、SIM2もLTE対応。ただ、片方をLTE/3G設定するともう片方は2Gになってしまうみたいだけど。Sony Xperia C5 Ultra DualはSIM2もLTE対応らしい話)
HTC Desire826はデュアルネットワークマネージャーがあったけれど、結局2G対応だったし、しかもスペックの割に高い。Lumia640はSIM2がLTE対応な上にSIM1とSIM2の同時待ち受けも可能でしたが、そもそもWindowsフォンで、国内でまともに使えるか不明です。
LaserはSIM1とSIM2の同時待ち受けはできないらしい
同時待ち受けはできないらしいことが問題といえば問題です。
ただ、国内ではMVNOをSIM1に入れて運用して、SIM2に台湾のSIMを挿しっぱなしにしておいて、台湾渡航時にそのままSIM2に切り替える、なんてことも可能になります。これは私だけかな。SIMの入れ替えって面倒じゃないですか?
香港と中国を往復する場合なんかはうんと威力を発揮すると思います。中国でローミングするためのSIMと香港で使用するSIMを入れ替えずにすむんですから。ヨーロッパ周遊のときも使えるんじゃないかなあ。
感想
大きさ・重さ良し。ただスペックは低めで、マイクロSIMのデュアルSIMがすごく使いやすそうな点以外では、私がXperiaZRから買い替える必要はなさそうです。
しかし、シリーズのミドルレンジモデルがSIM2もLTE対応になったということは、今後出てくるZenFoneシリーズ、特にZenFone2の後継機種になるものならばSIM2がLTE対応になることが期待できます。
音源がハイレゾ対応すればなおいいのですが、それをASUSに期待するのは無理というものです。
ただ、今からデュアルSIMモデルを買おうと思う方には2015年8月時点では一番お勧めできるかも。日本で買えば技適に通ってるので日本でも使えるし。上にも書いたけれど、マイクロSIMのデュアルSIMなので海外でもプリペイドSIMの入手が比較的楽です。SIMは小さいので無くしやすいですからね。国内で使っているSIMを外さなくても現地のSIMを使えるのは管理しやすいのではないかと思います。
参考)