Sony Xperia X Performance とX、XA、Z5Pを比較する話
日本のキャリアでもX Performanceの発売が正式に発表されました。
海外モデルもExpansysで予約が始まりました。
追記)
6/15現在、エクスパンシスに先駆けて、EtorenではXperia X・XAの販売が始まりました。
Xperiaアンバサダーが開催されるようですが、イブリンは日程が合いません。東京は絶対無理、6月の私のスケジュールを見ても、大阪も名古屋も無理でした。一泊しないとならないですしね。福岡・仙台・札幌とかなさらないのかなあ。冬の地方開催があまり効果を発揮しなかった、そういうことなのかもしれません。残念なことです。
気を取り直して、X Performance を中心に、改めてX、XA、そしておそらくXPの前機種と思われるZ5Pのスペックを比較してみましょう。ご注意頂きたいのは、すべてエクスパンシスで扱われるSIMフリー機でみていることです。
XシリーズとZ5との比較は、Sony Xperia XとXA、そしてZ5を比較する話に書いています。
ディスプレイのサイズ、本体の大きさ、重さ
XP | X | XA | Z5P | |
ディスプレイのサイズ | 5インチ | 5インチ | 5インチ | 5.5インチ |
本体の大きさ(mm) | 144 x 70 x 8.7 mm | 143 x 69 x 7.9 mm | 143.6 x 66.8 x 7.9 mm | 154.4 x 76.0 x 7.8 mm |
重さ | 165g | 153g | 137.4g | 180g |
同じ5インチとはいえ、少しずつ大きさが異なるのですね。重さも、XAとXPを比較するとなんと30g近く違います。ケースをつけるつけないで変わる重さでもありますが、なかなかのものがありますね。
大きさが違うので、Z5Pが大きくて重いのも仕方がないかな。
バッテリー
XP | X | XA | Z5P | |
容量 | 2700 mAh | 2620 mAh | 2300 mAh | 3430 mAh |
実は、バッテリー容量はXシリーズはあまり大きくありません。
あまり消費しないような設計になさっておられるのでしょうか。
CPU・RAM、内部ストレージ、SDカード
XP | X | XA | Z5P | |
CPU | Quad Core 2.2 GHz/1.6 GHz / 64-bit Qualcomm Snapdragon 820 MSM8996 GPU: Adreno 530 |
Hexa Core 1.8 GHz + 1.4 GHz 64-bit Qualcomm Snapdragon 650 MSM8956 GPU: Adreno 510 |
Octa Core 2.0 GHz + 1.0 GHz 64-bit MediaTek MT6755 GPU: Mali-T860 MP2 |
Snapdragon 810 Adreno 430 GPU 64-bit Octa Core processor 2 GHz/1.5 GHz |
RAM | 3GB | 3GB | 2GB | 3GB |
内部ストレージ | 64GB | 32GB/64GB | 16GB | 32GB |
SDカード最大容量 | 200GB | 200GB | 200GB | 200GB |
コア数はXPがクアッド(4つ)、Xかヘクサ(6つ)、XAがオクタ(8つ)です。増やせば今度は熱問題が出るのでしょうか。詳しくないので調べたいところでもあります。
iPhoneシリーズの場合なら、私は内部ストレージはできる限り大きい方が良い、と思います。現にiPad Mini2は120GBを使用していて、内部ストレージのことを考えないで済むというのはストレスレスなんだな、と実感しています。
しかし、Androidの場合は、SDカードを使用できるので、内部ストレージはそれほど気にする必要はないのではないでしょうか。SDカードのデータが吹っ飛んでしまうのでは?という懸念はありますし、数年前の、本当に私が持っているZRなんて内部ストレージが笑っちゃうほど小さいです。これは購入当初から思っていたけれど。
XAの16GBは低すぎるとしても、Xの32GBとXPの64GB、これにSDカードを使用すれば、通常の利用ならば問題ないのではないかと思いますよ。(ただし、XPのデュアルSIMモデルは、SIM2がマイクロSDカードと共用らしく、デュアルSIMとして使用すると、意味をなしません)
SIMの扱い
XとXAはnanoSIMで、イギリスのSONYのサイトを見る限りではシングルSIMモデルと、デュアルSIMモデルを予定しているようでした。エクスパンシスではまだなんともわからないのだけど。
しかし、XP。エクスパンシスでの扱いはナノSIMのデュアルSIMとはっきりと書いてあります。国内モデルはどうなるのでしょうか。やはりSIM2スロットは潰されているのではないかな、と想定していますが。
数日前から、台湾のサイトでXPは4Gと3Gの同時接続が可能なのではないか、という話があがっています。
・台灣 Sony Xperia X Performance 預計 6 月推出,支援雙卡、3CA | 新品上市 | 跳跳虎
これによると、香港版のGalaxy S7 Edgeも4Gと3Gの同時接続が可能だということになっているようです。
XPに限定すると、英国版では、Single SIM, Dual SIM, Nano SIMと書かれるのみで、シングルSIMモデルもデュアルSIMモデルも出るようですし、4Gと3Gの同時接続が可能か否かも書かれていません。発売前ですし。
また、台湾で売られているもの、香港版(おそらくエクスパンシスで扱うのはこれ)を購入して、それが4Gと3Gの同時接続が可能だとしても、それが日本の技適を通っているかは不明です。そのうちどなたかが検証してくださると思ってます。
なお、Z5PはデュアルSIMモデルでも、4Gと3Gの同時接続は不可能です。
追記)
先日、友人が台湾に行きました。Xperia Z5Cを貸したら、台湾のSONYのブースに行って(許可を得たらしい)写真を撮ってきてくれました。
台湾で売られているXperia Performanceものは、エクスパンシスに出ているものと同様、F8132だそうです。
お店の説明は、4Gと3Gの同時接続が可能。
そして、技適を確認したところ、日本の技適表示はないそうです。
なお、ハイブリッドデュアルSIM、つまり、SIM2がマイクロSDカードト共用になっているようです。
台湾のX・XAはいずれもシングルSIMの扱いしかないのか見つけられず、やはり技適なし、だそうです。
対応周波数帯(LTE)
Z5・Z5Pがそうだったのですけど、シングルSIMモデル、デュアルSIMモデルでそれぞれ対応周波数帯が異なる可能性はあります。今回、Z5PはデュアルSIMモデルで出しています。
XP: 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/19/20/26/28/29/38/39/40/41
X: 4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/19/20/26/28/38/39/40/41
XA:4G: LTE Band 1/3/5/7/8/28/38/39/40/41
Z5P:4G: LTE Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/38/39/40/41
XPの圧勝。ですね。
カメラ
XP | X | XA | Z5P | |
背面カメラ | 23MP | 23MP | 13MP | 23MP 4K(動画) |
前面カメラ | 13MP | 13MP | 8MP | 5.1MP |
あ、XPってZ5Cですら可能だった4K動画の撮影ができないのですね。
セルフィーするならXPかXが良さそう。
GPS
XP: aGPS, GLONASS, BeiDou
X:GPS: aGPS, Glonass, BeiDou
XA:aGPS
Z5P:GPS: aGPS, Glonass, BeiDou
XPとXはハイレゾ&ノイキャン対応!
ただし、私のZ5Cは動画のストリーミングでイヤフォンを使うと、ノイズが入りますが・・・。
そしてまだハイレゾの威力を感じていないんですよね。
イヤフォンが必要ですから。
6/30現在、Xシリーズは購入できるし、XA Ultraの予約も始まってますよ!
X Performance
まずはXP。案外安い値段で出してきましたね。
>>Etoren Sony Xperia X Performance F8132 Dual 64GB Black
Etorenは725米ドル。これに送料22.48米ドルがかかるもようです。(輸入消費税は含まれているようです)。今のレートなのかな、725米ドル=74,431円となっているので、もしもエクスパンシスで買えるなら、エクスパンシスのほうが安いのかもしれません。
X
>>Etoren ソニー Sony Xperia X F5122 Dual Sim 4G/LTE 64GB ホワイト
こちらは629米ドル。これに送料22.48米ドルがかかります。ただ、輸入消費税は入っているようです。
実は、Etorenではもう一つモデルがあります。
>>Etoren ソニー Sony Xperia X F5121 4G/LTE 32GB ホワイト 【SIMフリー】+Sony ZX110NC ノイズキャンセリングヘッドフォン
どうやら、こちらは内部容量が32GBのシングルSIMモデルのようです。これに送料22.48米ドルがかかるのでしょう。
563米ドルにZX110NCというノイキャンヘッドホンが付いてくるようなのですが、Amazonで見ると3000円強です。
XA
EtorenはシングルSIMとデュアルSIMのどちらともの扱いがあるようです。
>>Etoren ソニー Sony Xperia XA F3115 4G/LTE 16GB ローズゴールド
>>Etoren Sony Xperia XA F3116 Dual Sim 4G 16GB Black
XAのシングルSIMモデルは345.86米ドルに送料がかかります。
XAのデュアルSIMモデルはまだ予約段階です。
5インチも少し大きすぎるな、と思われるのであれば、シングルSIMモデルしかないけれど、Z5Cはオススメです。何がいいって、技適を通っているので日本のSIMを入れて国内で利用することが可能なのです。
私はmineoを入れてZ5Cで使用しています。
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詳しくは、こちらで書いています。
ちょっと安くmineoを契約する方法の話
いずれにせよ、Z5P、Z5Cは、Xシリーズの発売ののちはいつまで扱いがあるかわからないので、気になる方はお早めに!